熱中症対策について

■ 様子がおかしいな?と感じたら

犬の熱中症で一番気づきやすいのは呼吸(息遣い)です。
呼吸を確認するためには、普段からのチェックが大切です。安静時と運動時の呼吸数をまずは確認しておきましょう。
普段の呼吸数を1とし、走り回った後を5と考えると、危険ゾーンはこの中間の3ぐらいの呼吸数です。
感覚で覚えましょう。 イメージとして考えると、これは普段家の中を動き回ったり、ゆっくり散歩したりしている際の呼吸数と同じ程度です。
暑いところにいる時に、それくらいハァハァと浅く早い呼吸になっていたら、その時点ですぐ涼しい場所に移動してお水をあげ、休ませましょう。

■ 涼しい場所に移動したら

次に体を冷やすことが重要です。
体に水をかけてあげたり、ビニール袋に入れた氷などを当ててあげましょう。特に頭、脇の下、後ろ脚のつけ根を冷やすと効果的です。
さらに、うちわなどで風を送り、気化熱によって体温を下げます。
体温計があればこまめに計測し39℃まで下がったら冷やすのをやめましょう。
(身体を冷やしすぎると、体温調節を行う体温中枢が壊れてしまい、体が冷えすぎて体温が戻らず、死に至る恐れもあるため、冷やしすぎも禁物です。注意しましょう。)

■ 状況が変わらない場合やひどく感じたら

下記の状況が続く様ならすぐさま動物病院へいきましょう。

※ 症状が一時的に改善しても、体調が優れないこともあります。念のために病院に早めに行ったほうが犬も飼い主も安心です。

▲ Page Topへ